新着情報ページ

18歳選挙権と主権者教育2016年07月02日

参議院選挙も公示され,いよいよ選挙ムードになってきました。

平成28年7月の参議院選挙から「18歳選挙権」が採用され,教育現場は「主権者教育」をどうするかが目下の悩みのようです。
佐賀県弁護士会では,これから選挙権を得る学生・生徒さん向けに,選挙の意味や民主主義と立憲主義の関係などを説明する講師派遣を今年から行っており,
半田もその講師として2校で講義を行ってきました。

講義では,「選挙って何だろう?」というテーマを設定し,「選挙に行ったってどうせ同じではないか」「政治と自分たちの生活は関係ない」というような若年層の考え(誤解)について,じつはそうではないんだよ,ということを説明するとともに,「政治=多数決」から少数者の権利を守るためのルール(憲法)を説明してきました。

自分自身もそうでしたが,なかなか政治は身近に感じることができないと思いがちです。
そこで,今回の講義では例えば消費税の問題や登録13年以上の自動車の税金が割増になっていることは,まさに生活と政治が密着する問題ですし,奨学金や就職支援・ブラック企業対策など,若年層に身近な政治的課題があることを説明しています。

また,選挙に行っても行かなくても結果は変わらない,ということについては,小さな一票でも投票に行かないと絶対に変わらないし,結果に対し白紙委任をしたことに等しいことや,仮に投票した候補者が当選しなくても「反対票」という形で一票が活きること,接戦になればなるほど,当選した政治家が反対意見を意識した政策をとるであろう(そうでないなら次回落選する)ことなどを話しています。

弁護士会側もまだまだ試行錯誤の状態のなか,十分にわかりやすい講義ができたかはちょっと心配ですが,アンケート結果を拝見する限り概ね好評を頂いたようで何よりです。

本当は学校だけでは無く,大学生や特に若い世代の社会人向けにも同じような講義をしてみたいと思っていますが,まずはできるところから少しずつでも伝えていけるよう頑張ります。
(半田)
copylight