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日弁連法務研究財団 九州地区研修に参加しました2014年06月16日

去る6月14日に宮崎市で開催された,(公財)日弁連法務研究財団主催の研修会に参加しました。

日弁連法務研究財団は法実務の研修・法及び司法制度の研究・法情報の収集と提供を目的として設立された財団で,その活動の一環として研究者・実務家による研修会を各地で開催しています。
九州でも昨年に引き続き開催ということで,九弁連の研修委員会事務局を拝命していることもあり,宮崎まで足を伸ばして研修を受けてきました。

研修は財団の理事長でもある高橋宏志教授(民訴法)による学術的なものと,加藤新太郎裁判官による,裁判官から見たあるべき代理人活動についての二本立て。
高橋教授の講義は,大学院以来久々のアカデミックな内容で,久しぶりに「研究」の薫りを感じることができました。
また,加藤判事の講演は,「なるほど」と思う実例や身につまされる実例がいくつもあり,これまた参考になりました。

高橋教授の講演をまとめる程の力量はないのでこちらは割愛しますが,加藤判事の講演で印象に残った話を列挙しておきます。これは弁護士はもちろん,一般的にも参考になるのではないでしょうか。
 ・ 事件を取り扱うに当たり,代理人自身による裏付け調査を行うことが重要
 ・ 書面は期限を守ること。期限内に出ないと主張がない(反論できない)との印象を持ってしまう。
 ・ 期限に間に合わないときには電話でもFAXでもいいから連絡を。連絡がないと書面が出ない前提で考えてしまう。
 ・ 請求をふくらませるのもほどほどに。過大すぎると全体の信憑性を失う。
 ・ 事件全体を一言で説明できるくらい事件を理解しておくことが望ましい。
 ・ 事実の主張は具体的にメリハリをつけて,相手にイメージを伝えられるように。総花的な主張は重要な部分を伝えられなくなるリスクがある。
などなど。

財団の研修はトップクラスの研究者・実務家の講演を聴くことができる,地方の弁護士にとっては数少ない機会です。
日々めまぐるしく変化する社会情勢や随時改正される法律・更新される判例に対応するために,日々是精進で頑張らないといけませんね。

(半田)
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