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非行少年に対する社会復帰後の支援とは2016年02月09日

2月6日~7日に福島県郡山市で開催された付添人経験交流集会に今年も参加しました。

付添人とは,事件を起こした少年について,成人の場合の「弁護人」と同様にその権利を擁護するとともに,少年を人格的に成長させるため非行の温床となった原因を克服していく過程を援助するために「付き添う」弁護士活動のことです。
少年事件は近年こそ若手弁護士を中心に積極的に関与するようになってきましたが,その活動のスキルアップのために,日本弁護士連合会の主催で毎年1回「付添人経験交流集会」が開催されています。

半田は縁あって弁護士登録直後から多数の少年事件を担当したことがあり,また個人的な関心の高い分野でもあるので,ほぼ毎年参加していますが,今年は大阪弁護士会子どもの権利委員会が企画した「審判後の少年の支援」という分科会が興味深い内容でしたので,少しご紹介したいと思います。

少年事件において弁護士が関わるのは,主に少年審判(大人で言う裁判)までであり,審判の結果少年院に送られた少年や,保護観察となって社会にもとってきた少年の面倒を見ることは,付添人の権限ではありません。
しかし,審判が終わったあとも「あの子はどうしてるかな。元気でやってるかな」と気になる少年がいることも確かです。
また,色々な事情により,社会に戻っても居場所が見つけられない子どもや,適切な指導者が見つからない子どももいます。
付添人活動を行う弁護士として,この「審判後の少年」の問題は気になっていたのですが,この問題について弁護士や「自立援助ホーム」のスタッフ,「全国就労支援事業者機構」の方が現在の取り組みと課題を報告されていました。
詳細については長くなるので割愛しますが,事件を起こしてしまった人(少年も成人も)の更生支援が現在では一部の篤志家に委ねられている状態が報告されるとともに,この問題についてはもっと取り組みを進めるべきであることが報告されていました。
佐賀県では,大阪よりもさらにこのような「社会資源」が不足していることは否定できませんが,我々弁護士も更生保護についてもっと関心を向けて,社会全体で罪を犯してしまった人の立ち直りを支援できる体制を作っていくことの必要性を再確認させられる機会となりました。
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